第4回久栗杯 official page

2017年12月2日開催予定の大会「第4回久栗杯」の告知です。

大会で出題する問題について(その2・問題文&難易度&例題)

前の記事に引き続き、問題についてです。
大会で出題する問題は基本的に「前フリ→中フリ→後限定」の三段構成を基本とします。
「前フリ」には比較的難易度が高いorレアな情報を主体とし、答えとなる事象についてより深く知っている方が押しにいける部分です。
「中フリ」には前フリよりも難易度が少し下がり、いくつかの問題集で既出であるなど、その傾向の事象について対策・勉強していると押しやすくなる部分です。
「後限定」は確定情報となり、答えの事象に対して少しでも知識があれば押せるように作ります。難易度が上がるとここまで読まれても「?」となることも多いですが、それはまあクイズゆえ、ご容赦いただければと思います。

ただしルール紹介にあります通り4R・Dコースだけは文章が短くなります。
こちらは「中フリ→後限定」の二段構成の問題を基本とします。一部そのような構成とならない問題もありますが、基本的にはabcなどの短文・基本問題の大会と同じタッチの問題文を作っているつもりです。

 

大会の問題の難易度ですが、
難易度1〜難易度5までを以下のように5段階に分けて定義しています。

難易度1:abcなど基本問題主体の大会で、基本問題として出題されうる内容を問う問題
難易度2:長文系クイズ(かつての学生系・難問系も含む)を志すのであれば、基本として押さえておきたい問題。
難易度3:いわゆる「中位ベタ」~「上位ベタ(の一部)」。難しめだがベタ問題としての要素を持ち、長文クイズの既出を抑えていると答えが出しやすい問題。
難易度4:難問だが既出からの派生問題など一定のとっかかりが存在する問題。上位ベタながら答えを導き出すのが困難な問題。
難易度5:既出の問題からの枠を逸脱し、一般の人に問うても正解が出ることはほぼない問題。ただし、出題される意義が出題者・回答者に対して強く意識され、出す価値のある問題であったとして提供するに足る問題。

問題の調整をするときにはさらに0.5刻みにしています(そのため1〜5まで9段階です)。
で、今大会の各ラウンドの難易度は、概ねこのような具合です。
2R:1〜2
3R:1.5〜3
4R:2.5〜4
準決勝:第1段階 4〜5 第2段階 3.5〜4.5
決勝:4〜5

過去この大会に参加された方や記録集をお持ちの方もいらっしゃると思うので、過去と比較しますと、
2Rは過去3回のいずれの大会よりも低い難易度の問題が半分ほどある見込みです。
3R・4Rは過去のそれに対応するラウンドと比較すると、「第2回以上、第3回以下」に収まるようにしています。
準決勝以降は絶対的な難易度としては基本的に変わっていませんが、昨今の出題の多様性の広がりから、既出感がある問題が増え、相対的な難易度は少し下がるかもしれません。
今大会は難易度やジャンルのバランスを最優先とし、「既出だから排除する」方針はとりません。(なるべく新しい情報を問題文に盛り込んでいく努力は惜しまないつもりです…)


ここまで字面で説明しただけではわかりにくいと思いますので、主催者が過去に作成した問題を選出し、例題集を作成いたしました。
大会に参加する前にご参考ください。

https://goo.gl/1Tcwmt

 

説明するにはどうしても長い文章になりがちであり、それが取っ付きにくさを生み出しそうですが、あまり怖がらずに来ていただけると嬉しいです。
どのような形であれ、楽しみを見出していただけるような問題作りは心がけているつもりですので。